Blender 道場

cvELD_QuickBBone Addon マニュアル

QuickBBoneとはなにか?

BlenderのBendy Boneは1本のボーンを
複数の関節に変換して扱うBlender独自設計のボーンです。


Bendy Boneは、背骨やフェイシャルに使えます。腕や足にも利用できたりします。

ただ、コントローラー(RIG)を入れるセットアップが面倒くさい。
あと、捻りの挙動が読みづらく、フリップする条件も調整しづらい。
ついでに、関節毎に移動回転スケールのオフセット入れたい…

それらを解決するための自動生成RIG、それがQuickBBoneです。

bendy bone の素の状態。RIGはなくて、パラメーターに数値を入れて動かす。
QuickBBone を使えば、ボタン一発でBendyBoneのパラメーターにドライバーを入れた状態でRIGが生成されます!

Blender対応バージョンは2.93のみ

Blender2.83 
サポート外です。インストールできません。
今後もサポートする予定がありません。

Blender2.93(最終テスト環境 blender-2.93.6+lts.c842a90e2fa1)
正式な対応バージョンです。

Blender3.0
サポート外です。しかし今後サポートの予定があります。
インストールはできますが、動作保証は一切できません。

インストール方法

アドオンのインストール専用の記事を確認してください。

cvELD QuickBBone Tools の解説

Bendy Boneの仕様をまず把握してください。公式マニュアル参照。→クリック
Bendy Boneはこのマニュアルでは BBoneと略称します。
本マニュアルの動画や画像でのコマンドボタンは、
アップデートで名称が変わる可能性があります。ご了承ください。

注意事項

このツールはEditMode、PoseMode両方対応しておりますが。PoseModeで利用推奨です。
Editだと…アンドゥすると想定外の操作まで巻き戻ったり、生成したボーンが残ったりします。
その他、PoseModeでは問題なくEditModeだけで出る問題は、改善策が見つからないため、仕様とさせてください。

生成後のボーン名を手動で変更すると「接続」「切断」等が機能しなくなる可能性があります。このアドオンはフラグを名前で管理してる問題上、リギング確定後にリネームは良いですが、リギング中は名前変更は控えてください。

セグメントボーンの生成


■概要
選択ボーンをBBone化し、関節毎にオフセットボーンを付与する自動生成RIG

■挙動
選択したBBoneのセグメント数に合わせて、 新規ボーン「SG_骨名」を配置しTransformを適応 選択が通常ボーンだった場合、BBoneに強制変更、 ディスプレイ表示もBBoneに変更 生成ボーンの位置は、HeadとTailの中間。 変形はDeformerのみONにする、ほかは全てOFF強制になります。
各関節を自由に動かすことや外部出力を目的に「オフセットボーン」が付与されます。

■外部出力用途にも
BBone自体はBlender専用の仕組みです。Blender以外では互換性がありません。
これを活用すれば、UnityやUnrealEngine、その他のDCCツールにアニメーションを移動させる際にも活用できます。

QuickBBoneのSimple Bendy RigやBendy Rigとも併用して利用してみてください。

セグメントボーンのプロパティ

English 和名説明初期値
Bone Display Typeボーン ディスプレイタイプコマンドを実行時BBone表示に強制するが選択もできるBBONE
SegmentsセグメントBendyBoneのセグメント数を決める4
Segment Bone Name名前 segment名前変更。空欄で選択ボーン名なし
Segment Bone Prefixプリフィックス segmentセグメントボーンの接頭辞SG
Offset Bone Prefixプリフィックス offsetオフセットボーンの 接頭辞 Offset
Remove Name (L R)末尾のネーム(左右)を削除接尾辞にBlender規則の左右名「l、r、left、right、L、R」があれば削除して新規ボーンを生成する。FALSE
Selected Layersレイヤーを表示選択生成したボーン達のレイヤーを表示選択するTRUE
Segment Bone Groupボーングループ segmentセグメントボーンのグループなし
Offset Bone Groupボーングループ offset オフセットボーンのグループなし
Segment Layerレイヤー segmentセグメントボーンのレイヤー番号3
Offset Layerレイヤー offsetオフセットボーンのレイヤー31
Use Custom Shape Bone Sizeボーンサイズを利用 カスタムシェイプボーン長で拡大縮小。全部のボーンに適応FALSE
Segment Custom Shapeカスタムシェイプ segmentセグメントボーンのカスタムシェイプcs_SiCube
Segment Custom Shape Sizeサイズ segment カスタムシェイプセグメントボーンのカスタムシェイプサイズ0.1
Segment Custom Shape Wireframeワイヤーフレーム segment シェイプセグメントボーンのカスタムシェイプワイヤフレームTRUE
Offset Custom Shapeシェイプ offsetオフセットボーンのカスタムシェイプcs_SiCompas
Offset Custom Shape Sizeサイズ offsetオフセットボーンのカスタムシェイプ サイズ1
Offset Custom Shape Wireframeワイヤフレーム offsetオフセットボーンのカスタムシェイプ ワイヤフレームTRUE

Simple Bendy Rig の生成

■概要
選択ボーンを複数または単数でBBone化し、操作用のRIGを自動で付与する。

■詳細
HeadとTailだけにRIGを付与。そのリグにZスケールかけると、イーズインとアウトが変わるXYスケールで太さの調整。Addonの Segment Bone生成をBBoneに付与することで、各関節のオフセットと外部出力も可能になります。BBoneに付与されたカスタムプロパティ「SimpleBendyRig_power」を調整することで、曲がりのコントロール強度を変更できます。ソレ以外のカスタムプロパティはシステム用なので値を変更しないでください。

English和名 説明 初期値
Bone Display TypeボーンディスプレイタイプBBone表示にできないと機能が確認出来ないため、必要
実行時BBone表示に強制するが選択もできる
BBONE
Segmentsセグメント選択ボーンのBBoneセグメント数を一律変更4
Head Ctrl Bone PrefixヘッドRIGの接頭辞選択ボーンのヘッド側につけるIK用ボーンの名前H
Tail Ctrl Bone PrefixテイルRIGの接頭辞選択ボーンのテイル側につけるIK用ボーンの名前T
Remove Name (L R)末尾のネーム(左右)を削除左右名を捨てるFALSE
Selected Layersレイヤーを選択表示生成したボーン達のレイヤーを表示選択するTRUE
Head Tail Ctrl Bone Layerレイヤー ヘッド&テイルヘッドとテールに付くRIGのレイヤー1
Head Tail Ctrl Bone Groupグループ ヘッド&テイルヘッドとテールのボーングループなし
Use Custom Shape Bone Sizeボーンサイズを利用 カスタムシェイプボーン長で拡大縮小。全部のボーンでOKFALSE
Head Ctrl Bone Custom Shapeカスタムシェイプ HeadヘッドRIGのカスタムシェイプcs_SiPyramid_Y
Tail Ctrl Bone Custom Shapeカスタムシェイプ TailテイルRIGのカスタムシェイプSi_Cube
Custom Shape Sizeサイズ カスタムシェイプ Head&Tail全てのRIGのカスタムシェイプサイズ0
Custom Shape WireFrameワイヤフレーム Head&Tail全てのRIGのカスタムシェイプワイヤフレームFALSE
操作感のみ抜粋
ヘッドのRIGにスケールを入れることで
ベンド具合の調整、XZへのスケールが可能。
スイッチを付与すればストレッチorトラックの切り替えが可能です。
Simple Bendyだけに限らないのですが
生成したRIGを全て動かしたい場合は、
QuickRig addonにある「グループボーン」で
RIGを一纏めにしてください。

Bendy Rig の生成

■概要
曲がり調節用のタンジェントボーンで精密な挙動が作成できる。BBoneの「捻り」ではなく独自のコンストレインで組まれた仕組みで「捻り」を実装。フリップ問題がなくなるわけではありませんが、無理やり何とかするためのRIGです。

■詳細
1ボーン以上選択中に実行で それぞれのボーンがBBone化し、HeadとTailにRIGを生成。 Headにはストレッチが設定できる。 RIG全体を動かすためのGlobalSRTである「BaseBone」を生成。 ハンドルボーンを生成し、スケールでイーズIN イーズアウトをドライバ設定 連結の接続は別コマンド。

English和名説明初期値
Bone Display TypeボーンディスプレイタイプBBone表示にできないと機能が確認出来ないため必要。実行時BBone表示に強制するが選択もできるBBone
Segmentsセグメント選択ボーンのBBoneセグメント数を一律変更4
Base Bone Prefixプリフィックス BaseBoneベースボーンの接尾辞Base
Head Ctrl Bone Prefixプリフィックス HeadRig選択ボーンのヘッド側につけるIK用ボーンの接尾辞H
Tail Ctrl Bone Prefixプリフィックス TailRig選択ボーンのテイル側につけるIK用ボーンの接尾辞T
Tangent End Bone Prefixプリフィックス TangentEndBBoneの曲げ具合を変更するRig用の名前Tangent_End
Tangent Start Bone Prefixプリフィックス TangentStartBBoneの曲げ具合を変更するRig用の名前Tangent_Start
Remove Name (L R)末尾のネーム(左右)を削除接尾辞にBlender規則の左右名「l、r、left、right、L、R」があれば削除して新規ボーンを生成する。FALSE
Selected Layersレイヤーを選択表示生成したボーン達のレイヤーを表示選択するTRUE
Base Bone Layerレイヤー BaseBoneベースボーンのレイヤー5
Head Tail Ctrl Bone Layerレイヤー Head&Tailヘッド&テールのレイヤー1
Add BendyBone Sizeサイズ増減 BendyBoneすべてのBBone にサイズを追加する X&Z(シーンスケールが異なる場合補正が必要になる事があるため)0
Base Bone Groupグループ BaseBoneベースボーンのグループなし
Head Tail Ctrl Bone Groupグループ Head&Tail RigヘッドテイルRIGのグループなし
Bendy Bone Handle Typeハンドルタイプ BendyBone開始ハンドルと終了ハンドルのMethod選択
‘AUTO’
‘ABSOLUTE’
‘RELATIVE’
‘TANGENT’
TANGENT
Constraint TypeコンストレインタイプBBoneのTailにあるIKコントローラーにスケールY=2にするとStrech toコンストレインに強度が入る。[“Stretch To”].の強度がデフォルトで1か0か。ドライバーの式は Strechがデフォだと 2+ var -var*2Trackだと 1 -varStrech
Ease IN&Out Powerイーズイン&アウトの強弱選択BBoneにカスタムパラメーターを付与。ドライバーでそれを参照する。「Bone_Length = Len」と「Ease_IN_Out_Pow = Pow」(数字が5だと以下が例となる)
イーズイン  LocY / Len *Pow
イーズアウト LocY / Len *-Pow
1
Use Custom Shape Bone Sizeサイズ カスタムシェイプボーン長で拡大縮小。全部のボーンに適応FALSE
Base Bone Custom Shapeカスタムシェイプ BaseBoneBaseBoneのカスタムシェイプcs_Empty
Head Ctrl Bone Custom Shapeカスタムシェイプ HeadRigHeadRigのカスタムシェイプSi_Cube
Tail Ctrl Bone Custom Shapeカスタムシェイプ TailRigTailRigのカスタムシェイプcs_SiPyramid_Y
Add Custom Shape Sizeサイズ増減 カスタムシェイプすべてのカスタムシェイプサイズに、加算する(シーンスケールが異なる場合補正が必要になる事があるため)0
Custom Shape WireFrameワイヤフレーム カスタムシェイプすべてのボーンにワイヤフレーム表示FALSE
Add Twist & BBsub & Offset Bones捻り補助ボーンと
オフセットボーンを利用
Trueにすると、Twist、BBsub、Offset が付与される。変形の権限はOffsetだけTrueでほかはすべてFalseこの機能を使わなければ、BBone事態をデフォーマーとして使う。TRUE
Offset Bone Prefixプリフィックス Offsetオフセットボーンの接頭辞Offset
Twist&BBsub Layerレイヤー Twist&BBsubTwistボーン&BBSubレイヤー4
Offset Layerレイヤー OffsetOffsetボーンのレイヤー31
Twist&BBsub Groupグループ Twist&BBsubTwistボーン&BBSubレイヤーのグループなし
Offset Groupグループ OffsetOffsetボーンのグループなし
Bendy Rig の操作感。
Simpleと違い、BBoneのベンド具合を調整するコントローラーが2つ付与されています。
あとはヘッドのRIGにスケールを入れてStrechかTrackかの選択などができます。
あくまで「制御しやすいかも」、位にとどめておいてください。それよりも関節別に動かせるし、外部出力できるのが強みです。

Chest Rig の生成

■概要
BendyRigの背中用にカスタマイズされたRIGです。

■詳細
BendyRig と使い勝手はほぼ一緒ですが細かい調整がされており、
Nパネル上からのみの機能ですが、指定した「腰」「胸」「背骨」が指定できるため、
すでに生成済みのRIGにChestRigを付与することができます。
リグを改造する場合は、どこのボーンを指定して、どう改造するかはリギングの深い知識が必要になりますのでご注意ください。全自動ではありません。

単体選択ボーンにのみRIGを生成します。 複数選択版は不可。メニューが多くなりすぎるので 名称はコントローラー以外は固定してます。Twist BBsub レイヤーもグループもまとめて管理。生成後に個別で手動対応してください。

English和名説明初期値
SegmentsセグメントBBone関節数。4
Segment Bone Nameセグメントボーン名セグメントボーンの名前なし
Remove Name (L R)末尾のネーム(左右)を削除接尾辞にBlender規則の左右名「l、r、left、right、L、R」があれば
削除して新規ボーンを生成する。
FALSE
Waist Bone Prefixプリフィックス 腰腰ボーンの接頭辞Waist
Hip Bone Prefixプリフィックス 尻尻ボーンの接頭辞Hip
Chest Bone Prefixプリフィックス 胸胸ボーンの接頭辞Chest
Tangent Hip Bone Prefixプリフィックス Tangent Hip尻の側にあるタンジェントボーンの接頭辞Tangent_Hip
Tangent Chest Bone Prefixプリフィックス Tangent Chest胸の側にあるタンジェントボーンの接尾辞Tangent_Chest
Offset Bone Prefixプリフィックス Offsetオフセットボーンの接頭辞Offset
ChestRig Controller Groupグループ ChestRig胸のRIGのグループ設定なし
Twist & BBsub Groupグループ Twist & BBsubTwist&BBsubのグループ。これはシステム用のボーンです。選択したりキー打たない所にしておき
アニメーション制作中は隠しておくのが望ましいです。
なし
Offset Groupグループ Offsetオフセットボーンのグループなし
Ease IN & Out Powerイーズイン&アウトの強弱イーズイン&アウトの強弱設定。5
Selected Layersレイヤーを選択表示生成したボーン達のレイヤーを表示選択するTRUE
ChestRig Controller Layerレイヤー ChestRig胸RIGのレイヤー1
Twist & BBsub Layerレイヤー Twist & BBsubTwist&BBsubのレイヤー。これはシステム用のボーンです。選択したりキー打たない所にしておき
アニメーション制作中は隠しておくのが望ましいです。
4
Offset Layerレイヤー Offsetオフセットボーンのレイヤー31
Add ChestRig BendyBone Sizeサイズ増減 ChestRigのベンディボーン胸RIGのベンディボーンサイズを増減0
Use Custom Shape Bone Sizeボーンサイズを利用 カスタムシェイプボーンサイズを利用 カスタムシェイプTRUE
Add ChestRig Custom Shape Sizeサイズ増減 ChestRigのカスタムシェイプサイズ増減 ChestRigのカスタムシェイプ0
ChestRig Custom Shape WireFrameワイヤフレーム ChestRigのカスタムシェイプワイヤフレーム ChestRigのカスタムシェイプFALSE
動作例。スクアッシュ&ストレッチができるしパワー調節も可能。頭の向きの拘束トグル…
スケールが余ってるので、いろんなスイッチ機能を盛り込みました。
ChestRigは、Softimage | XSI の有志によるRIGプラグインGearに似た動きを再現しています。


例えば、Auto-Rigにも気軽に搭載することもできます。胴体を3関節に変更する調節をいれたり、少しばかりコンストレインの組み直しは必要です。ぜひ自分の使ってるRIGに組み込んでみてください。

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